乳房再建後の「外来難民」問題に向き合う乳房再建外来を開設
本記事はプレニカ編集部が外部の発表情報をもとに解説を加えた編集部記事です
プレニカ編集部
乳がん術後の乳房再建に関する長期的な相談先がない「外来難民」問題に対応する新外来が開設される。
プレニカ編集部による要約
渋谷の森クリニックは、2026年9月から毎週月曜日に乳房再建外来を開設すると発表した。担当は東京慈恵会医科大学形成外科の准教授である冨田祥一医師が務める。乳がん治療後の乳房再建、とりわけシリコンインプラントを用いた場合は長期的な経過観察が重要とされる。しかし、ホルモン療法などの治療が終了すると乳腺外科への通院が途切れ、形成外科でのフォローアップも切れてしまうケースが少なくない。大規模病院での主治医の異動も重なり、インプラントの状態確認や加齢による左右差の悩みを抱えながらも相談先を見失う「外来難民」と呼ばれる患者が存在している。同クリニックの院長は、患者会などの活動を通じてこうした声を耳にし、患者が安心して相談できる「かかりつけ形成外科医」のような存在を目指すべく外来の開設に至った。インプラントの状態確認や画像検査、乳頭乳輪再建、修正手術の相談などに対応する。予約はLINEで受け付けている。
※ この要約はプレニカ編集部が発表情報をもとに独自に作成したものです。
発表の原文(冒頭より引用)
渋谷区神宮前にある渋谷の森クリニックでは、 2026年9月より乳房再建外来を開設いたします。 診療は毎週月曜日、東京慈恵会医科大学形成外科 准教授・冨田祥一医師が担当します。 乳がん治療後の乳房再建は、手術が終われば終わりではありません。 しかし治療の終了とともに通院も途切れ、再建乳房の相談先を失ってしまう ——「外来難民」と呼ばれる患者様が少なくありません。 乳がん治療後の乳房再建、とりわけシリコンインプラントによる 乳房再建では、長期的な経過観察が重要とされています。 しかし現実には、ホルモン療法などの治療が5〜10年で終了すると乳腺外科の定期通院も終了し、 形成外科でのフォローアップも途切れてしまうケースが少なくありません。 さらに大学病院や大規模病院では、主治医の異動や退職も避けられません。 その結果、「今のインプラントは大丈夫なのだろうか」「画像検査は受けた方がいいのか」 「左右差や下垂が気になってきた」「相談したいが、どこへ行けばいいかわからない」といった悩みを抱えながらも、 相談先が見つからない患者様が少なからず存在します。 院長の森は2015年まで東京慈恵会医科大学形成外科で乳房再建診療の責任者を務めていました。 現在は美容医療を中心に診療していますが、 医師として育てていただいた乳がん患者様への恩返しの気持ちから、 患者会やアピアランスケア活動を継続しています。 その活動の中で耳にするようになったのが、 「私たちは外来難民なんです」という患者様の声でした。 乳房再建は手術が終われば終わりではありません。 インプラントの状態確認や画像検査、BIA-ALCL(乳房インプラント関連未分化大細胞リンパ腫)
引用元: https://www.value-press.com/pressrelease/377655 (冒頭のみの引用です。全文は下記リンクからご覧ください)
プレニカ編集部の見解 ※ 事実の報道ではなく編集部の意見・分析です
乳がん手術から数年が経過した後、インプラントの硬さや左右差が気になっても、元の主治医がすでに異動していたり、そもそもどの診療科に相談すべきか分からなかったりする患者は少なくない。そうした悩みを抱える人にとって、今回開設される外来は、長期的な視点で自身の体の変化を専門家に相談できる具体的な窓口となる。術後のフォローアップが途切れがちな現状において、継続的なケアを提供する場が設けられたことは、患者の不安を軽減する取り組みとして高く評価できる。一方で、診療が毎週月曜日に限定されているため、仕事を持つ患者が通いやすい時間帯かどうかや、予約が集中した際の対応力など、実際の運用面でアクセスしやすさが維持されるかは注視すべき点である。
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