年間300件の面接調整をAI化、大手企業の人事効率化プロトシステムを2か月で構築
本記事はプレニカ編集部が外部の発表情報をもとに解説を加えた編集部記事です
プレニカ編集部
AIを用いた採用面接の面接官設定業務効率化プロトシステムの構築が発表された。
プレニカ編集部による要約
株式会社AItegrityは、大手住宅メーカーの人事部門向けに、年間約300回実施される採用面接の面接官設定業務を効率化するAIシステムのプロトタイプを構築したと発表した。本プロジェクトは約2か月、費用50万円未満で実施された。 開発に先立ち、人事企画課、採用育成課、財務経理課を対象に業務プロセスのヒアリングを行い、投資対効果が高いテーマとして面接官設定業務を選定。プロトシステムはGoogle Cloud Platform上に構築され、Googleフォームのアンケート情報やGoogle Calendar APIを用いた社員スケジュール情報を連携させ、Google Geminiを利用して最適な面接候補者を自動選定する仕組みとなっている。 同社はプロトタイプ構築にとどまらず、本番システム構築までのロードマップやROIを踏まえた推進計画、AI導入メソッドロジーを同費用内で提供し、企業がAIを自走できる体制づくりを支援している。今後は既存業務基盤と生成AIの融合によるDX推進や、代表のSAPでの経験を活かしたERPシステムの効率化AIの提供を計画している。
※ この要約はプレニカ編集部が発表情報をもとに独自に作成したものです。
発表の原文(冒頭より引用)
株式会社AItegrity(本社:埼玉県志木市、代表取締役:多賀 太)は、大手住宅メーカーの人事部門を対象に、年間約300回に及ぶ採用面接の面接官設定業務を効率化する「面接設定AIシステム」のプロトタイプを構築しました。本プロジェクトは約2か月、費用は50万円未満の小規模で実施し、AIシステムの開発に加え、本番導入へ向けたDX推進プロセスまで一貫して支援しました。 ■ 現場業務を徹底分析し、最も効果の高いテーマを選定 システム開発に着手する前に、人事企画課、採用育成課、財務経理課を対象として詳細な業務プロセスヒアリングを実施した。 ヒアリングでは、現在もアナログで実施している業務 属人化している業務 工数・時間を要する業務 AIによる投資対効果が高い業務を整理・評価し、複数のDXテーマの中から年間約300回実施される採用面接の面接官設定業務を優先テーマとして選定を行なった。 ■ Google WorkspaceとGeminiを活用したAIを構築 プロトシステムではGoogle Cloud Platform(GCP)上に開発環境を構築し、GCPプロジェクト作成、gcloud CLI認証、Pythonライブラリ構築、Google Calendar API・Agent Platform APIの有効化、Googleフォームのアンケート情報と社員スケジュール情報の連携、をシームレスに連携させ、AIはGoogle Geminiを利用し、最適な面接候補者の自動選定を実現。 Google Workspaceと生成AIを連携させることで、従来手作業で行われていた面接官選定業務の効率化を実現するプロトタイプを構築した。 ■ AIを構築するだけではなく、「AIを自走できる組織」
引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000170267.html (冒頭のみの引用です。全文は下記リンクからご覧ください)
プレニカ編集部の見解 ※ 事実の報道ではなく編集部の意見・分析です
今回の発表で注目されるのは、プロトタイプ構築という短期・小規模なフェーズから、本番導入に向けたロードマップやROI評価までを含めた伴走型支援を行っている点である。システムを開発して終わりではなく、企業内部でAI運用を継続できる体制づくりを支援するアプローチは、導入後の定着率向上につながる可能性を秘めている。 特に、既存のGoogle Workspace環境と生成AIを連携させる手法は、新たな大規模なインフラを構築せずに業務効率化を図れるため、限られた予算でも投資対効果を確保しやすいという利点がある。 とはいえ、プロトシステムの段階で示された効率化が、本番環境で同様の成果を上げられるかは慎重に見極める必要がある。実際の運用においては、社員のスケジュール変動や例外処理への対応など、AIでは自動化しきれない複雑なケースが生じる可能性もあり、継続的な運用保守の負荷をどう抑えるかが今後の課題となりそうだ。
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