パワハラ・モラハラ・セクハラ・DVの記録アプリ「きろくね」をApp Storeで公開 — 録音・写真・メモを端末の中だけに残す
本記事はプレニカ編集部が外部の発表情報をもとに解説を加えた編集部記事です
プレニカ編集部
パワハラやDVの記録を端末内だけに残すiPhoneアプリ「きろくね」が登場。アカウント登録不要で使い始められる。
プレニカ編集部による要約
職場のパワハラやセクハラ、家庭のモラハラやDVで起きたことを録音・写真・メモとして残すためのiPhoneアプリ「きろくね」が、App Storeで公開された。ダウンロードは無料で、iOS 17.0以上の端末に対応する。アカウント登録なしで使い始められ、記録は端末の中だけに保存され、日時順に並ぶ。職場と家庭を分けて記録できるほか、Face IDやパスコードでロックでき、アプリを切り替えると画面の中身が隠れる。パワハラかどうか、DVに当たるかどうかの判定機能はなく、診断や被害の認定、法的な判断も行わない。開発の背景には、相談までに時間が空くと記憶が曖昧になる問題があるとし、厚生労働省の統計で「いじめ・嫌がらせ」の相談が13年連続で最多であることや、配偶者暴力相談支援センターへの相談件数が127,796件だったことを挙げている。証拠として使えるかの判断も行わず、個別の状況は相談先や専門家に確認するよう求めている。
※ この要約はプレニカ編集部が発表情報をもとに独自に作成したものです。
発表の原文(冒頭より引用)
パワハラの録音やモラハラのメモを、端末の中だけに残す記録アプリ「きろくね」を公開 — アカウント登録なしで使える パワハラ・モラハラ・セクハラ・DVの記録アプリ「きろくね」をApp Storeで公開しました。 ダウンロードは無料です。 https://apps.apple.com/jp/app/id6799403273 「きろくね」は、職場でのパワハラやセクハラ、家庭でのモラハラやDVなど、 おきたことを録音・写真・メモとして残しておくためのiPhoneアプリです。 記録は端末の中に保存され、日時順に並びます。アカウント登録なしで使い始められます。 パワハラかどうか、DVに当たるかどうかを判定する機能はありません。 診断、被害の認定、法的な判断も行いません。 きろくねを開発した背景 パワハラやモラハラ、DVでおきたことは、相談するまでに時間が空くことがあります。 その間に、いつ何を言われたのかを思い出しにくくなることは珍しくありません。 厚生労働省「令和6年度個別労働紛争解決制度の施行状況」(令和7年6月25日公表、 令和7年10月28日一部数値修正)によると、令和6年度の総合労働相談件数は1,201,881件で、 5年連続で120万件を超えています。このうち民事上の個別労働関係紛争の相談は267,755件、 その相談内容では「いじめ・嫌がらせ」が54,987件と13年連続で最も多くなっています。 (※改正労働施策総合推進法に規定する職場のパワーハラスメントに関する相談は同法に基づき 対応されるため、上記の「いじめ・嫌がらせ」の件数には計上されていません) また、内閣府男女共同参画局「配偶者暴力相談支援センターにおける相談件数等(令和6年度分)」 (令和7年12月26日)
引用元: https://www.value-press.com/pressrelease/379036 (冒頭のみの引用です。全文は下記リンクからご覧ください)
プレニカ編集部の見解 ※ 事実の報道ではなく編集部の意見・分析です
このアプリの特徴は、アカウント登録を求めず、記録を端末内だけに保存するという設計にある。相談をためらいがちな人にとって、外部サービスにデータを預ける心理的ハードルを下げる点は評価できる。また、分類を強制せず「未整理」のまま保存できるのは、記録の瞬間に判断を迫られたくないという配慮として理解できる。一方で、端末内だけに保存するということは、端末の故障や紛失で記録が失われるリスクも伴う。また、録音の証拠性は状況によって異なり、アプリがその判断をしないと明言している以上、利用者は記録の使い方について別途専門家の助言を得る必要がある。こうした点を踏まえると、あくまで記録の補助ツールとして位置づけ、相談や法的手続きは別の窓口で行うという使い方が想定されていると言える。
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